ブックトーク・オン・アジア第59回を配信しました

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<ブックトーク・オン・アジア第59回>
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京都大学東南アジア地域研究研究所では、アジアに関する最新書籍を紹介する音声プログラム「ブックトーク・オン・アジア」を配信しております。

第59回のゲストは、金悠進先生です。『ポピュラー音楽と現代政治―インドネシア 自立と依存の文化実践』(京都大学学術出版会、2023年)についてお話を伺っています。

聞き手は、本研究所の中西嘉宏(政治経済共生研究部門・准教授)です。

 

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金悠進先生『ポピュラー音楽と現代政治―インドネシア 自立と依存の文化実践』(京都大学学術出版会、2023年)

書籍の概要:
音楽と政治の関係は古くて新しい。しかし、インドネシアほど生々しく音楽と政治が絡み合い歴史が作られて来た国はない。スカルノによる西洋音楽批判、スハルト権威主義体制による音楽統制と音楽家動員。それへの音楽家の抵抗や音楽創造実践。そして民主化後、反権力を掲げる音楽実践者が政府批判を繰り広げれば、他方で著名歌手が政界に続々と進出して権力を掌握するというように、音楽と政治の関係はより複雑化した。2019年の「音楽実践法案」の顛末を軸に、インドネシア、さらには現代東南アジア政治を見る。(京都大学学術出版会ウェブサイトより)