『家族圏と地域研究』

 

 

13. 『家族圏と地域研究』
立本 成文 著 2000年8月
 

内容

「家族圏」とは、家族を固定した集団としてではなく、ネットワークの広がりの中での一つのまとまりとして、すなわち「圏」としてとらえる、ということである。頻繁な離婚、再婚を特徴とするマレー先住民の詳細な民族誌をもとに、「集団」の内と外を画然と区分けする従来の社会研究から、関係論的方法で解く新しいアプローチへと、社会研究の新しいパラダイムを拓く。