『境界の社会史―国家が所有を宣言するとき』

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17. 『境界の社会史―国家が所有を宣言するとき』
石川 登 著 2008年3月
 

内容

ボルネオ島のマレーシア/インドネシアの国境社会に焦点をあて、国家と国民の生成と変容、その過程における国家と社会の関係を考察する。サラワク州南西部ルンドゥ地区における1 8 4 0 年代から2 0 0 6 年までの約1 6 0年にわたる村落・地域史(第一部)と国境の村でのフィールドワークによる考察(第二部)。本書は、国家空間生成の精緻な分析であると同時に、トランスナショナリズムおよびグローバライゼイション研究に大きく貢献する著述である。2 0 0 8年度樫山純三賞受賞。