病縁の映像地域研究

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38.『病縁の映像地域研究――タイ北部のHIV陽性者をめぐる共振のドキュメンタリー』

直井 里予(著)

刊行年月:2019年11月
出版社:京都大学学術出版会

 

内容

フィールド研究における動画利用が急速に進んでいる。確かに映像には文字では記録しきれない,社会関係の多様さとその背景にある文化を映し込む力がある。一方で,例えばカメラの前では人々が晴れ着に着替えるといったように,映像には,社会関係自体に介入してしまう強い浸透力があり,撮影者(調査者)による映像選択の恣意性の入り込む余地も大きい。映像作家として,エイズ発症の恐怖や差別と闘いながら生きるHIV陽性者の日常に寄り添う中から地域研究の道に進んだ筆者が,自らの変容も語りながら,映像地域研究の方法論的確立を模索する。QRコードによる参照動画付き。

 

・自著を語る
https://edit.cseas.kyoto-u.ac.jp/ja/2019/12/jicho-naoi/

・自著を語る(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=tGr8cjZPYNM&list=PLYNr5XeQb9WKSord37Qv8AcAADOwR0Im6&index=4